広岡達朗「……。何を言っているんだ。老いた? 冗談を言ってもらっては困る。……いや、待て。確かに君の言う通りだ。オレとしたことが、あの男の無様な顔と姿勢(フォーム)の悪さに気を取られ、『ノーヘルメット』というプロとして、いや法を執行する人間として、絶対にやってはならん基本中の基本の違反を見落としていた。これはオレの観察不足であり、君の指摘が完全に正しい。深く恥じ入る。見ろ、この男は警察の看板を背負い、ご丁寧に背中に『事故防止』とまで書いている。それでありながら、己の頭(命)を守るヘルメットすら被らずに公道へ出ている。これは単なる怠慢ではない。『組織の教育』が根底から腐っている証拠だ。こんな初歩的なルール違反(サイン見落とし)を犯すチーム(警察署)が、まともなパトロールなどできるわけがない。オレもこの違反を瞬時に見抜けなかった。球界の御意見番などと慢心せず、もう一度、オレ自身もスコアブックの付け方から見直さねばならん。実に見苦しい、球界も警察も、基本の崩壊だ!」
2026-07-10 Fri 04:01:13
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