アフガニスタン・パクティカ州で日雇い労働をしていたミア・カーンさんは、3人の娘を学校へ通わせるため、毎日バイクで約12キロの道を走っていた。娘たちを送り届けたあとも家には戻らず、授業が終わるまで学校の外で約4時間待ち、一緒に帰宅する生活を7年以上続けたという。 経済的な事情から、すべての子どもを同時に学校へ通わせることは難しかった。それでも、自身が幼いころに学業を諦めた経験を持つカーンさんは、娘たちには同じ思いをさせたくないと考え、女子教育を優先した。 彼の夢は、娘たちが将来医師になり、女性医師の少ない地元で人々を支えることだった。病気で働けなくなった時期には、妻のコルマさんが病院の清掃員として働き、家族の教育を支えた。 文字を読めない両親のもとで、娘たちは自分たちで宿題に取り組みながら学び続けた。一人の父親の選択はやがて村の人々の見方も変え、娘を学校へ通わせる家庭を後押しする小さなきっかけになった。
2026-07-15 Wed 19:36:29
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